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新聞の新年特集号で「生物多様性」を取り扱っていました。
その中にとても素敵な詩がありました。

何度もかむ砕くように読み返すと、心の中で起こった小さな波紋が
静かに、でも確かに広がっていきます。
心にとめておきたい美しい詩だったのでここにご紹介したいと思います。


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みんなちがって

谷川俊太郎




たとえればー

この世は複雑精緻なジグソーパズル

ありとあらゆる生きものがパズルの一片



風に乗るもの 地をはうもの

砂にひそむもの 岩に棲むもの

水に潜るもの 草原を駆けるもの

ピースひとつがまた枝分かれして

数え切れないピースがひしめき

どんなに小さいピースが欠けても

世界はその傷口から病んでゆく



たとえればー

この星は和音に満ちたオーケストラ

そこではひとつひとつのいのちが楽器

囀るもの 吼えるもの

コトバもつもの うめくもの

黙っているもの 地響き立てるもの

繊細微妙ないのちの波動が

スコアに書けないいのちのとどろきが

太古から豊かな調べを奏でている

確かなリズムを刻み続ける




自然が生んだ生きものたちの

さまざまな形さまざまな色さまざまな性

ヒトの都合で左右できない天与の豊穣

それをかつて一人の娘はこう記した

「みんなちがって みんないい」

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自分はどのピースなんだろう。
人間はどのピースなんだろう。


「生物多様性」というコトバの認知度は1割程度だとか。
でも、少しずつ確実に環境に対する意識は高まっていく1年。
そして、どこかで環境に対して動きが高まる転機が訪れる1年に
なることを願っています。

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2010.01.04 / Top↑

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